一言で事業承継といっても多岐に亙る検討項目があります。
会社をどのような形で将来につなげていくか、後継者の育成や自社株の承継や会社分割を如何にするかを含めて検討することになるでしょう。
中小企業の多くは同族会社です。
同族会社とは株主が3名以下および同族関係者の所有する株式が50%以上の会社をいいます。
中小企業においての事業継承(相続)対策は…
事業保障対策を検討する 経営者に万が一のことがあると「金融機関・取引先との取引条件の変更を余儀なくされる」「優秀な人材が流出する」「売上が減小する」などによりキャッシュフローが悪化することなどが、想定されます。
納税資金を準備しておく 納税資金が不足するとスムースな事業承継に支障をきたすことが想定されます。
自社株を後継者にスムースに継承する 自社株の評価額が思ってた以上に高額になっている場合など、自社株評価の引き下げ対策や納税資金の準備が必要になることがあります。
金庫株制度の活用などを検討する必要があります。
金庫株とは?
会社が自己株式を取得・保有すること。